庭NIWA No.238 2020春号 はぐくみの庭 遊ぶ、学ぶ、育む園庭

子どもたちの心身を健全に育むための場である園庭づくりに、造園家がかかわるケースが増えている。土地を読む力、自然環境の知識などが、子どもたちが遊びながら学ぶ場づくりに求められているからだ。本特集では、造園家がつくる園庭を取材し、幼児教育と造園の理想像を探った。

本体2,400円+税 購入はこちらから

目次

特集
はぐくみの庭 遊ぶ、学ぶ、育む園庭

現地の個性を活かした 子どもの感性を刺激する園庭
みやまの森 こども園
造園設計・施工=西海園芸

「食」をテーマに木の恵みを享受しながら遊んで学ぶ場
和泉幼稚園
造園設計・施工=西海園芸

木立と芝生が青々と広がる裸足で走り回れる「森のステージ」
音の森こども園
造園設計・施工=ナインスケッチ

雑木のプロムナードが彩る“うなぎの寝床”は子どもの遊び場
まめのき保育園
造園設計・施工=杉景

子どもたちの想像力を高め生きる力を育む園庭
宮前幼稚園/宮前おひさまこども園
造園設計・施工=貝塚造園、風姿花伝

音楽とアートが共鳴する子どもたちのための庭
響愛学園 Kyoai小さな芸術の森
造園設計・施工=m28e

園舎・園庭設計の専門家に聞く
保育の現場が求める園庭のカタチ
日比野設計/コト葉LAB.
構成=梶原博子 取材・文=佐藤季代

NIWA SPECIAL REPORT
伝統をアップデートする試み登米懐古館
造園設計・施工=西海園芸
取材・文=澤田 忍

鼎談
現代×伝統。想定外の展開が可能性を広げる
増子宏昂/隈研吾建築都市設計事務所 主任技師
都倉達弥/左官都倉 代表
山口陽介/西海園芸 副社長

連載
歴史をひもとき未来へつなぐ永遠の名庭園(第2回)
奈良を代表する江戸期と明治期の特徴を併せ持つ庭園
依水園(奈良・奈良市)
監修・文=吉村龍二/環境事業計画研究所 代表 構成・取材=町田 香/京都造形芸術大学 非常勤講師
撮影=佐藤振一

磐座探訪(第3回)
日本初宮・須我神社奥宮の夫婦岩(島根・雲南市)
写真・文=須田郡司/巨石ハンター

NIWA INTERVIEW #23
業界のボーダーに立ち、攻めの活動で茅葺きをアピールする
茅葺き職人・くさかんむり 代表相良育弥氏
聞き手=澤田 忍

作庭に役立つ素材と技術 26
アウトドアリビング時代の照明
アウトドアライティング
取材・文=塩野哲也、澤田 忍

NIWA PERSON #9
「あかりのデザイン」で庭とエクステリアの風景を明るく照らしたい
コイズミ照明 経営統括部 執行役員 統括部長西川 正氏

現場で役立つ 職人の知恵と技術(第26回)
石積編⑯神奈川の石
小松石
文=内田 均/東京農業大学 地域環境科学部 地域創成科学科教授

庭道具考(第3回)
刃合わせがない鋏/常識を覆した剪定鋏
飛塚製鋏所・飛龍型剪定鋏
取材・文・写真=浦田浩志

古来の庭園造作・環境づくりに学ぶ
これからの造園(第8回)
現代土木の副作用
その1 令和元年の豪雨水害から
文=高田宏臣/高田造園設計事務所

未来を植える人びと
~植木生産者を訪ねて~(第10回) 今里健吾氏/甚平植木
取材・文=梶原博子

NIWA COLUMN
みどりの力(第22回)
庭とスポンジ
〜中津万象園「聴象発景」のこころみ
文=阿部一直/キュレーター

時代の気分(VOL.22)
“アウトドア”で人間性を回復させ、
柔軟性を磨く
文=小原直花/伊藤忠ファッションシステム ナレッジ開発室 室長
NIWA REPORT
日本統治時代の台湾に造営された
官邸・住宅・接客施設の庭園
取材・文=粟野 隆/東京農業大学 准教授

軽トラ×庭のインパクトが来訪者にアピール
第2回全国軽トラガーデンコンテスト IN 仙台
取材・文=井上花子/日本造園組合連合会 理事

“本物の日本庭園”にするための海外での取り組み
日本庭園再生プロジェクト
―ナッシュビル「松霧園」の修復
文=佐藤武久/里美園 代表

音楽と庭園文化が混じり合った一夜
Niwasoraparty
文=池田祥子/Niwasora 主催

NIWA NEWS
NIWA BOOK
NIWA CALENDAR
238号に協力いただいた
作庭家・造園家リスト

NIWA info

編集:neuf(澤田忍)
判型:A4変 判
頁数:120
定価:本体2,400円+税
発行年月:2020/02/01
雑誌コード:0695311

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