庭NIWA No.259 2025夏号 花と古物に彩られた 数寄の庭

「数寄の庭」にはっきりとした定義はない。
数奇屋建築の庭や露地をくずした料亭や住宅の庭など、さまざまである。
そこに共通するのは、庭と空間、しつらいまで、オーナーや作庭家の一貫した好みが感じられること。
今回の特集では、「数寄の庭」を「“数寄者”の庭」ととらえ、
磨き上げられた独自の美意識が感じられる庭を集めた。

定価2,970円(本体2,700円+税)

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目次

ー特 集ー
花と古物に彩られた

数寄の庭  Suki Garden

Interview
杉本博司氏
「数寄の庭」とは何か?
聞き手=佐藤千紗 文=河野華子

水庭に浮かぶガラスの釣殿
Peter Ivy邸
造園設計・施工|TSUBAKI

Interview
ピーター・アイビーさんに聞く、家と庭づくり
自分のために気持ちの良い環境をつくる

小端積が縁取る雑木の庭
番町の中庭
造園設計・施工|京庭なる井

story |古美術商の審美眼を映し出す坪庭
谷庄
Interview
“古くてきれいなもの”
数寄のたしなみを見せる場

喫茶の背景となる庭
宿や 日々
造園設計・施工|高梨庭園

昔ながらの工法と地域の素材で
時に磨かれる場をつくる

感動を呼ぶ料理とサービスに調和する庭
神楽坂 石かわ
造園施工|塩の

Dialogue
「 時間を売る」料理店の
庭の手入れとは

鄙に遊ぶ数寄の小屋
山中の閑居
造園設計・施工│京庭なる井

「 好き」を探求するピュアなものづくり


特別企画
伝統美術工芸品の逸品たち
石造美術品の
魅力を知る
取材協力=北山都乾園

Interview
石造美術から石造文化財へ

知っておきたい石燈籠の基本形


連載
磐座探訪│第24回
神在神社の神石(福岡県糸島市)
写真・文=須田郡司/巨石ハンター

美×技│第21回
庭師の遊び心と技が今に息づく
N邸
造園設計・施工|安諸庭園

庭園評│第3回
安諸定男が抱く小堀遠州へのオマージュ
文=戸田芳樹/東京農業大学元客員教授

2100年の日本庭園へ│第8回
現代のテクノロジーだから残せる
「庭園」の形とは
取材・文=イトウマサトシ/おにわさん

命石をめぐる│第14回
幕末の天才石匠 丹波佐吉の石造物 後編
文=吉田浩志/日本命石協会代表理事

庭と園藝 社会とコモンズのデザイン論│第12回
農というコモンズ
文=三島由樹/フォルク

造園界の偉人たち│第16回
高橋箒庵
文=粟野 隆/東京農業大学教授

現場で役立つ 職人の知恵と技術│第46回
石積編36│愛知の石垣 3
文=内田 均/日本庭園協会会長
東京農業大学グリーンアカデミー 講師

庭道具考│第24回
常識を打破した刃
竹割鉈・8寸・SK-5水焼き入れ/日野浦刃物工房
文・写真=浦田浩志

未来を植える人びと
〜植木生産者を訪ねて〜│第31回
安藤和大/グリーンファームアンドウ
取材・文=梶原博子

永遠の名庭園│第20回
東福寺本坊庭園
龍吟庵庭園
光明院庭園 波心庭
文=町田 香/京都芸術大学准教授

NIWA COLUMN
みどりの力│第43回
海外の視点から学んだこと
現代社会に向けた造園業のビジョン
文=細野達哉/造園家・デザイナー

時代の気分│VOL. 43
2030年の暮らしのイメージ
文=小原直花/伊藤忠ファッションシステム
ifs未来研究所 上席研究員

NIWA REPORT
ガーデンキュレーター協会の設立
取材・文=井上花子/日本造園組合連合会 参与

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編集:neuf(澤田忍)
判型:A4変 判
頁数:120
定価:2,970円(本体2,700円+税)
発売日:2025/4/1
雑誌コード:0695305

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