邸宅。それは住宅の中でも規模、内容ともにすばらしいものを指す。そのような邸宅にふさわしい庭園とはどのようなものなのだろうか。現代建築、数寄屋造り、武家屋敷などさまざま邸宅を取材。そこには庭園と建築が調和した「庭屋一如」の思想が息づいている。現代にそのような住まいを実現した邸宅5件を紹介する。
本体2,400円+税 購入はこちらから目次
特集
庭園と住まいが調和する邸宅の庭
都市で愉しむ庭の在り方
小石川の家
造園設計=橋内庭園設計
北海道の雪山をコンセプトにした庭園デザイン
Lornie R
造園設計=YOUSUKE YAMAGUCHI +ZENJIRO HASHIMOTO Associates
先代の思いをつなぐ小さな森
mountain
造園設計・施工=荒木造園設計
せせらぎと株立の木々が数寄屋造りに調和する
K邸
造園設計・施工=麻布 植祐
ユートピアと思える空間を庭園で表現
禅庵
造園設計・施工=京都 鳴滝 北澤造園
<対談>
現代に求められる庭園の価値とは?
吉川 稔/NI-WA代表取締役
×
猪鼻一帆/いのはな夢創園 代表
NIWA SPECIAL REPORT
洋館と日本庭園が織りなすイノベーションの場
kudan house
造園設計・施工=いのはな夢創園
<対談>
現代に求められる庭園の価値とは?
吉川 稔/NI-WA代表取締役
×
猪鼻一帆/いのはな夢創園 代表
新連載
歴史を紐解き未来へつなぐ
永遠の名庭園(第1回)
奥州藤原氏が描いた極楽浄土を今に伝える
毛越寺庭園(岩手・平泉町)
監修=吉村龍二/環境事業計画研究所 代表
取材・文=町田 香/京都造形芸術大学 非常勤講師
連載
磐座探訪(第2回)
ゴトビキ岩と「御燈祭り」(和歌山・新宮市)
写真・文=須田郡司/巨石ハンター
NIWA INTERVIEW #22
失われてしまった日本人の
伝統的な感性を取り戻したい
建築家・NAP建築設計事務所 代表
中村拓志氏
作庭に役立つ素材と技術 25
シーンから発想するアウトドアリビング
NIWA PERSON #8
確かな技術力に裏打ちされた自由な発想のエクステリア商材
セイキ総業 代表取締役社長 守谷 守氏
現場で役立つ 職人の知恵と技術(第25回)
石積編⑮東京の石積
大島 野増大宮神社・八丈島・多摩川の石垣
文=内田 均/東京農業大学 地域環境科学部 地域創成科学科教授
庭道具考(第2回)
瓢箪型の柄/
次の時代を切り拓く植木鋏
安広刃物・瓢箪型キリバシ
古来の庭園造作・環境づくりに学ぶ
これからの造園(第7回)
古典土木における有機物利用の意味
その2 鎮守の杜・人工造営としての巨大古墳
文=高田宏臣/高田造園設計事務所
未来を植える人びと
~植木生産者を訪ねて~(第9回)
宮本文雄氏/千代田
NIWA COLUMN
みどりの力(第21回)
庭園を観光資源に
ガーデンツーリズム登録制度創設
文=脇坂隆一/国土交通省 都市局 公園緑地・景観課 緑地環境室
時代の気分(VOL.21)
魅力的な場所の条件は
リラックス&わくわく感
文=小原直花/伊藤忠ファッションシステム ナレッジ開発室 室長
NIWA REPORT
清代の面影を残す貴重な中国庭園は、
「造形」と「假山」が印象的
台湾新北市政府 国定古蹟「林本源園邸」訪問レポート
取材・文=狩野芳子
中国の造園技術の躍進
北京国際園芸博覧会
取材・文=井上花子/日本造園組合連合会 理事
葛藤し、支えられ、やり切った4日間
World Skills Kazan 2019を終えて
文=石坂暢琢/近江庭園、東京農業大学造園科学科4年
大学同窓会が寄付金を募り庭園をよみがえらせた
嘉納治五郎ゆかりの日本庭園「占春園」再生プロジェクト
文=西川綾子/茗渓会理事、水戸市植物公園園長
NIWA NEWS
NIWA BOOK
NIWA CALENDAR
237号に協力いただいた
作庭家・造園家リスト
NIWA info
編集:neuf(澤田忍)
判型:A4変 判
頁数:120
定価:本体2,400円+税
発行年月:2019/11/01
雑誌コード:0695311