庭NIWA No.233 2018冬号 リノベーションで蘇る 宿の庭

インバウンドの急伸を受け、宿泊施設不足が言われる中、宿泊施設の新築だけでなく、リノベーションも盛んに行われている。特に旅館のような日本の伝統を受け継いだ宿泊施設は、庭をしつらえの要として捉えているものが多い。そこで本特集では、リノベーションで宿泊施設が蘇っただけでなく、「庭」をリノベーションのテーマとした、旅館に代表される日本の伝統を受け継いだ宿泊施設を取材した。宿泊施設と庭とがどのような相互関係のもとに成り立っているのかを探っていく。

本体2,400円+税 購入はこちらから

目次

第1特集
リノベーションで蘇る宿の庭

辰野金吾作品と共存する別館の庭園
南天苑 清流亭
造園設計=古川三盛

水仕舞を兼ねた枯流れを整備
四季の宿 みちのく庵
造園設計=よっちゃんの庭工房

信州の冬囲いを愛でる旅館の庭
金宇館
造園設計・施工=庭のクニフジ

大津の風土を表現した7つの庭
商店街HOTEL 講 大津百町
造園設計・施工=荻原寿也景観設計

第2特集
人と自然との共創空間 リゾートホテルの庭

水庭 アートビオトープ那須
造園設計=石上純也建築設計事務所
造園施工=静岡グリーンサービス

はいむるぶし
造園設計=カゼモニワ
造園施工=やまと庭樹園

NIWA SPECIAL INTERVIEW

光を重ねて絵画のように描き出す夜の景色で感動を
野澤寿江/近田玲子デザイン事務所

SPECIAL REPORT OVERSEAS

トロピカルプランツのショーガーデン
Singapore Garden Festival 2018
@Garden by the Bay

連載

美×技 vol.09
びすとろ萄pe溜
造園設計・施工=田中造園

NIWA INTERVIEW #19
海外で仕事をするなら「日本庭園とは何ぞや」と常に問いかけを持つこと
ランドスケープアーキテクト/ウイン代表
稲田純一 氏

作庭に役立つ素材と技術 21
炎を愉しむ 火のある暮らし

NIWA PERSON #6
玉石と玉砂利の魅力を発信して庭の伝統工法を次世代につなぐ
日本玉石 代表取締役
田口勝己 氏

庭師のためのREADYMADE TOOLS 11
剪定鋸 ヒシカ工業

現場で役立つ職人の知恵と技術(第21回)
石積編⑪千葉の石積
房州石・銚子石
文=内田均/東京農業大学地域環境科学部地域創成科学科教授

古来の庭園造作・環境づくりに学ぶ
これからの造園(第4回)
西日本豪雨災害と自然環境
文=高田宏臣/高田造園設計事務所

未来を植える人びと~植木生産者を訪ねて~(第5回)
伊藤日出男 氏/山武伊藤植木園

NIWA COLUMN

みどりの力(第17回)
泊まれる出版社が発信する真鶴の町と庭の魅力
文=川口瞬/真鶴出版

時代の気分(VOL.17)
生活者が「幸せ」を感じるシーンとは?
文=小原直花/伊藤忠ファッションシステムナレッジ室室長

庭を巡るArt/Culture(VOL.10)
イサム・ノグチの庭

NIWA REPORT

日本庭園の伝統、技と心とは何か
E&Gアカデミー20周年記念講演会
植彌加藤造園 代表取締役社長 加藤友規
取材・文=宗田洋子

最北の造園事情とガーデン街道
取材・文=井上花子/日本造園組合連合会理事

みらいへつなぐ。みらいをうえる。
復興商店街に植栽された木々の移植プロジェクト
文=古川乾提/m28e

自然災害に思うこと
「平成30年7月豪雨」を経験して
文=武村和彦/造園武

NIWA NEWS
NIWA BOOK
NIWA CALENDAR
233号に協力いただいた作庭家・造園家リスト
NIWA info

編集:neuf(澤田忍)
判型:A4変 判
頁数:120
定価:本体2,400円+税
発行年月:2018/11/01
雑誌コード:0695311

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