『時代をつくる造園家(ランドスケープ・アーキテクト)のしごと』
東京農業大学地域環境科学部造園科学科は、大正13年(1924)に東京高等造園学校として誕生して以来、東京農業大学専門部緑地科、農学部造園学科等、名称変更や組織改組をともないつつ、わが国における造園の高等教育機関として、10,000名以上におよぶ人材を輩出してきた。造園は、庭園・公園づくりから、景観まちづくり、都市緑化、グリーンインフラ、自然保護・再生、地域づくり、国土保全に至るまで、その職能、職域の多様化がすすんでいるいっぽうで、造園の根幹、本質が見えにくくなっているのも事実だと思う。本書は農大造園のこれまでの軌跡を整理することで造園の社会的意義と魅力を確認するとともに、社会で活動するために必要な、精神的後押しとなる記録である。単に過去の軌跡を振り返ることのみならず、100年はあくまでも通過点であり、今後の100年を展望することを企図する。
企画・編集
東京農業大学造園科学科「農大造園の100年と100人のしごと」企画チーム
A4変判/288頁/定価3,850円(税込)
ISBN978-4-86358-929-2
発行 建築資料研究社
2024年5月21日 全国書店発売