奈良を測る -森蘊の庭園研究と作庭-

国立奈良文化財研究所の初代建造物研究室長を務めた庭園史家・作庭家の森蘊(もり・おさむ)。森は、地形実測に基づき、かつての空間を復原的に考察するという、歴史地理学的手法を庭園研究に援用し、その研究の進展に大きく貢献した。

また、長い年月のうちに遺跡と化した庭園の発掘調査から復元整備までを手掛け、文化財庭園の保存修理・整備の方法論の礎を築いた。

さらに、これらの調査研究の経験に基づく発想による作庭活動もおこない、奈良をはじめ各地にその作例が残る。

奈良文化財研究所が所蔵する、森が奈文研に在籍した当時の図面等の研究資料のうち、奈良所在の遺跡・庭園に関する資料の展示を中心とした、庭園研究と作庭に関する業績を紹介する展覧会。

●開催日程=2021年8月7日(土)~9月12日(日)

●開催時間=9:00~16:30(入館は16:00まで)

●休館日=月曜休館(休日の場合は翌平日休館)、入館料無料

●会場=平城宮跡資料館企画展示室

https://www.nabunken.go.jp/heijo/museum/kikaku/se20210807.html

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