全国建設研修センターは7月5日、令和3年度1級土木施工管理技術検定「第一次検定」の試験問題と正答肢をホームページに公表した。今年度は改正建設業法による新たな検定制度に移行、特に「施工管理法(応用能力)」が出題された初の試験となった。
7月4日に実施された試験では、問題A、B合わせて96問が出題され、このうち必須と選択を合わせて65問の解答が求められた。試験時間は4時間30分。出題数と解答数、試験時間は前年度と同じであった。
初めて出題された施工管理法(応用能力)は試験問題Bに必須問題として15問出された。出題は全て文章中に抜けている語句を選択する穴埋め問題。1問につき4つの抜けている語句があり、その語句の組合せの中から一つを選ぶ四肢択一式で出題された。同様の形式は、6月7日に実施された2級土木施工管理技術検定「第一次検定(前期)」の施工管理法(基礎的な能力)で出題されており、土木施工管理技術検定「第一次検定」では、1級、2級ともに新に加わった施工管理法の問題は同一形式であった。
合格基準も今回から新基準となり、全体で得点が 60%、施工管理法(応用能力)で得点が 60%としている。具体的には、全体で65問中39問以上の正答、かつ、施工管理法(応用能力)で15問中9問以上の正答が合格となる。ただし、「試験の実施状況などを踏まえ、変更する可能性がある」と付け加えている。合格発表は8月19日。
建築資料研究社・日建学院では、同試験の「総評」として問題分析などをホームページに掲載している。さらに、試験日に実施した「解答速報」もYouTubeで公開している。
〈建築資料研究社・日建学院〉
1級土木施工管理技術検定「第一次検定」の総評
https://www.ksknet.co.jp/nikken/guidance/engineering1q/road/kaisoku/index.aspx#general_comment_ancho
1級土木施工管理技士 一次検定 解答速報(7月4日放送)
https://www.youtube.com/watch?v=32F-X7FSToI
試験問題と正答肢は、以下の全国建設研修センターのホームページから。
https://www.jctc.jp/
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