設計作品部門は「町田薬師池公園 四季彩の杜 西園ウェルカムゲート」/2020年度日本造園学会賞
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日本造園学会(会長:柴田昌三京都大学大学院教授)は6月16日、2020年度日本造園学会賞を発表、設計作品部門には石井秀幸氏、野田亜木子氏(スタジオテラ)の設計による「町田薬師池公園 四季彩の杜 西園ウェルカムゲート」(東京都町田市)が選ばれた。同ゲートは、複数の公園から成る「町田薬師池公園四季彩の杜」の核となる複合施設を整備し、認知度とエリア内の回遊性の向上を目的に設計された。受賞理由では「農村集落を訪れたような園地に溶け込む建物の配置とランドスケープデザインとなっている」「斜面地の地形に沿った分棟型の建物とランドスケープ空間で集落のような一体感と回遊性がつくり出されている」ことが特に評価された。

設計作品部門以外の受賞者は以下の通り。

●研究論文部門=高瀬唯氏「日本における緑地保全活動での市民参加促進の方針決定に関するプロセスモデルの構築」
●著作部門=埴生雅章氏「現象のデザインー自然美が出現する庭をつくる」
●事業・マネジメント部門=秋田典子氏・一般社団法人雄勝花物語・鎌田秀夫氏「『雄勝ローズファクトリーガーデン』を通じた津波被災低平地における持続的ランドスケープマネジメント、山田咲氏・加藤友規氏・阪上富男氏・太田絢子氏「文化財庭園における本質的価値の尊重と新たな価値創造型サービスー名勝無鄰菴庭園等に見られる管理・運営マネジメント」

2020年度日本造園学会賞各部門の受賞作品・受賞理由などの詳細は日本造園学会のサイトから。

https://www.jila-zouen.org/

町田薬師池公園四季彩の杜については以下のサイトから。

https://machida-shikisainomori.com/

町田薬師池公園四季彩の杜西園完成までの経緯や、創立に関わった方々の想いを約20分にまとめたインタビュームービーも以下に公開されている。
https://youtu.be/GBaGBPPJh4g

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