合格率は造園52.2%、土木70.3%/2級施工管理技術検定「第一次検定(前期)」合格発表

全国建設研修センターは7月6日、2021年度の2級施工管理技術検定「第一次検定(前期)」の造園・土木・管工事・電気通信工事の合格発表をホームページに公表した。このうち造園の合格率は52.2%、土木の合格率は70.3%となり、前回の2019年度(2020年度は中止)に比べて造園2.0ポイント、土木8.4ポイントそれぞれ上昇した。

また、両検定ともに受検者数が増加している。造園は前回比134%増、土木は同120%増。さらに2018年度と比較した場合は、造園164%、土木188%であり1.5倍以上となった。2級施工管理技術検定「第一次検定」(旧学科試験)は、学科のみ試験の創設、指定学科・実務経験などの受検要件の撤廃、受検可能年齢の引き下げ、年2回の実施などを行い、受検機会を拡大してきた。現在は、受検年度に17歳以上であれば誰でも受験できる。さらに、今年度からは、「学科」「実地」で構成されていた検定を「第一次検定」「第二次検定」に再編し、第一次検定合格者には新たに国家資格として「施工管理技士補」の称号が付与されることになった。今回の合格者はその対象であり、高校在学中の17歳で同国家資格を得ることが可能となった。

これまでの受検機会の拡大に加えて、新たな国家資格の創設が受検者数の増加につながっていると考えられる。

2級造園施工「第一次検定(前期)」

6月6日に全国10地区10会場で実施した検定には1,555人が受検、812人が合格した。合格者を年齢別でみると、25歳~29歳が15.9%で最も多いが、35歳~39歳13.3%、30歳~34歳12.9%、40歳~44歳12.2%、21歳~24歳12.1%45歳~49歳11.7%と各年齢別の割合に大きな差はない。21歳未満は7.6%だった。また、男女比では男性が78.9%を占めた。
なお、2級土木施工管理技術検定には土木、鋼構造物塗装、薬液注入の種別があるが、「第一次検定(前期)」は土木のみ実施している。

2級土木施工「第一次検定(前期)」

6月6日に全国10地区17会場で実施した検定には14,557人が受検、10,229人が合格した。合格者を年齢別でみると、25歳~29歳が19.7%で最も多く、次いで21歳~24歳15.7%、30歳~34歳13.2%、35歳~39歳11.8%の順。21歳未満は11.5%だった。また、男女比では男性が88.7%を占めた。

合格発表の詳細は、以下の全国建設研修センターのホームページから。

https://www.jctc.jp/

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