庭NIWA No.257 2024冬号 オフィス、商業空間 自然の気配

植物を身近に感じたいという欲求や精神面への効用などから、住宅だけでなく、オフィス、商業空間、医療・福祉施設など、さまざまな空間に植物が取り込まれる傾向がある。中でも作庭家・造園家は、植物を空間演出として用いるだけでなく、植物そのものの力を感じられるような、あるいは数年後には空間そのものが森となるような空間を、造園的手法で作庭している。今号ではそのような庭園を〝自然の気配〞が感じられる空間として着目し、最新事例を紹介する。

定価2,970円(本体2,700円+税)

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目次

ー特 集ー
オフィス、商業空間 自然の気配

Signs of Nature

01 借景を引き込み、水の潤いで働き手の心を解きほぐすオフィス

  PARCs Sangetsu Group Creative Hub

    東京都千代田区 
    造園設計・施工|緑演舎

02 共につくるものづくりの精神を重ねた先の景色

  MARUWA 瀬戸工場

    愛知県瀬戸市
    造園設計・施工|三五郎園+いのはな夢創園

03 日本の山の景を生ける

  アークテリクス 東京クリエーションセンター

    東京都目黒区
    造園設計|TSUBAKI
    建築設計|トラフ建築設計事務所

04 ロケーションを生かした生き物本位の“海辺の里山”

  by age 18

    香川県高松市
    造園設計・施工|HIFUMI

05 地域の環境装置として森となる商業施設

  かなめもり

    東京都品川区
    造園企画設計・作図指導・監理・施工|高田造園設計事務所


-連 載ー

美×技|第19回
手仕事の大切さを伝え、育む空間

手仕事喫茶『御座候』書写山麓店

兵庫県姫路市
造園設計・施工=大北美松園


永遠の名庭園|第18回
小堀遠州の関与が明確な、「綺麗」を象徴し寛永文化の雰囲気を感じさせる庭園

金地院庭園

国指定特別名勝
京都市左京区


NIWA SPECIAL REPORT

造園界のDX最前線

Interview
 小松正幸/ユニマットリック代表取締役

Maker & User Report
 Vectorworks Landmark/オンサイト計画設計事務所
 OPEN EX/ユニマットリック
 NIWA Biz/ブリエ

Column
「 現場の見える化」が生み出す設計者と施工者の新しい関係
 セーフィー、テン・ランドスケープアソシエイツ
 取材・文=浦田浩志


磐座探訪|第22回

神山に鎮座する権現岩

埼玉県神川町
写真・文=須田郡司/巨石ハンター


2100年の日本庭園へ|第7回

人手不足を補い、日本庭園を世界に伝える

取材・文=イトウマサトシ/おにわさん


庭と園藝 社会とコモンズのデザイン論|第10回

植物民俗

文=三島由樹/フォルク


現場で役立つ 職人の知恵と技術|第44回

石積編34|愛知の石垣1

文=内田均/日本庭園協会 会長、東京農業大学グリーンアカデミー講師


造園界の偉人たち|第14回

大屋霊城Reijo Oya

文=粟野 隆/東京農業大学教授


現場で役立つ 職人の知恵と技術|第44回

石積編34|愛知の石垣1

文=内田均/日本庭園協会 会長、東京農業大学グリーンアカデミー講師


庭道具考|第22回

集大成の伝承
大鋏・大久保型・青紙鋼/平木鋏製作所

取材・文・写真=浦田浩志


未来を植える人びと~植木生産者を訪ねて|第29回

大野寿樹/長寿園

取材・文=梶原博子


ほか

編集:neuf(澤田忍)
判型:A4変 判
頁数:120
定価:2,970円(本体2,700円+税)
発売日:2024/10/1
雑誌コード:0695311

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