全国建設研修センターは3月12日、2020年12月6日に実施した1級土木施工管理技術検定「実地」試験の合格者7,499人を発表した。このうち女性の合格者は671人、合格者全体に占める女性の割合が8.9%となり、男女比の統計が残っている2003年度以降では過去最高となった。
合格率は31.0%
全国13地区35会場で実施した試験には2万4,204人が受験(このうち女性受験者は1,413人で5.8%を占めた)、合格率は31.0%だった。前年度比では、受験者数は484人減、合格者数は3,691人減、合格率も14.3ポイント下がった。前年度は45.3%という高い合格率だったため、今年度の合格者数と合格率は対前年度比で大きく減少しているが、今回を含めた過去10年の平均合格率34.5%と比較した場合は、3.5ポイントの減少にとどまっている。
合格者の主な属性を見ると、年齢別では、25~29歳が最も多く28.2%を占め、30~34歳の18.6%、40~44歳の15.1%、35~39歳の14.7%の順。学歴別では大学が50.6%、高等学校が32.8%を占めた。
上記試験の結果と新制度となる2021年度の試験日程等は、全国建設研修センターのHPに公開されている。
http://www.jctc.jp/
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