アートビオトープ「水庭」がベスト100に選出、戸建住宅の庭・外構でティーズガーデンスクエアとアトリエグリーンズが受賞/グッドデザイン賞2019

日本デザイン振興会(東京都港区、川上元美会長)は10月2日、グッドデザイン賞の2019年度受賞結果と「グッドデザイン・ベスト100」を発表した(柴田文江審査委員長)。2019年度は4,772件の応募を対象に審査を実施、過去最多となる全1,420件が受賞した。さらに、受賞対象の中から、今日のデザイン水準を高めるに相応しく、これからのモデルとなるデザインとして位置づけられる「グッドデザイン・ベスト100」を選出。この中から、10月9日の公開プレゼンテーション審査を経て、10月31日にグッドデザイン大賞、グッドデザイン金賞、グッドフォーカス賞を決定する。

グッドデザイン・ベスト100には、「ボタニカルガーデン アートビオトープ『水庭』」(事業主体:タカラレーベン、ニキシモ)が選ばれた。栃木県那須のリゾート「ボタニカルガーデン アートビオトープ」に誕生したもので、土地が持つ記憶、この場に存在する素材を再編集して表現するため、緻密な計算によって318本の木々と大小160のビオトープ(池)、3,000以上の敷石が配置されている。デザインは建築家の石上純也氏。

アートビオトープ「水庭」の詳細については、以下を参照(グッドデザイン・ベスト100より)。

https://www.g-mark.org/award/describe/49499

アートビオトープ「水庭」

 

戸建住宅の庭や外構でティーズガーデンスクエアとアトリエグリーンズが受賞

今年度のグッドデザイン賞1,420件の中には、個人住宅の庭や外構として、ティーズガーデンスクエア(愛知県春日井市、戸髙文晴代表)とアトリエグリーンズ(大阪市中央区、松井信代表)が受賞した。ティーズガーデンスクエアの受賞対象は「つながる緑の〇 -en-」。住まい手が癒され、和む庭であると同時に、地域に緑を提供することで街並みにも貢献し、この庭が起点となって地域が森に還ることをコンセプトとしている。アトリエグリーンズの受賞対象「奈良の家の佇まい」は中古物件購入後の住宅リフォームに伴う外構リフォーム。経年変化のある素材を中心に使用しながら、植物の成長と相まって情緒のある景観に仕上げている。なお、アトリエグリーンズは2016年度にもグッドデザイン賞を受賞している。

ティーズガーデンスクエアとアトリエグリーンズの受賞対象の詳細は以下を参照(グッドデザイン賞受賞対象一覧より)。

ティーズガーデンスクエア「つながる緑の〇 -en-」

https://www.g-mark.org/award/describe/49328?token=pbmp1UcVUM

アトリエグリーンズ「奈良の家の佇まい」

https://www.g-mark.org/award/describe/49327?token=pbmp1UcVUM

また、日本デザイン振興会は長年にわたって人びとから支持され続けてきた商品などのデザインに贈られる「グッドデザイン・ロングライフデザイン賞」受賞15件も発表した。

グッドデザイン賞の受賞対象とグッドデザイン・ロングライフデザイン賞の受賞対象一覧は以下を参照。

https://www.g-mark.org/award/

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