庭NIWA No.225 2016冬号 創刊40周年記念 昭和を彩る作庭家・造園家の群像

読者の皆様。
おかげさまで『庭』は創刊40 周年を迎えることができました。
小誌『庭』が造園業界の貴重な専門誌として、40年もの長きにわたり発行し続けられたのは、読者の方々の支持があったからに他なりません。
その理由は「取材の視点と目線の高さ」にあったように思います。
読者の方々との目線をそろえ、人物にスポットを当てた丁寧な取材を積み重ねてきたことで、情報と支持を集めてきました。
そのベースの上に、3年前のリニューアル号からは、昨今の緑ブームともいえる状況と、どのように接点を取り結んでいくべきなのかを探るため、取材の視点を庭だけでなく建築やその周辺環境にまで広げることに取り組んでいます。
庭の未来を見通すため、まずは足元である原点を探ることに本号では取り組んでいます。
雑誌『庭』の編集の原点に立ち返り、作品数が多い昭和時代に活躍した作庭家、造園家の足跡をまとめました。
昭和という時代を総括することで、次代の庭づくりへの展望が開けてくるのではないかと考えたからです。
併せて、小誌の編集に長くかかわってこられた龍居竹之介氏と豊藏 均氏には、対談とインタビューに登場いただき、昭和という時代の造園や雑誌『庭』の制作秘話を語っていただきました。

発売記念イベントを行います。10/22東京都清澄庭園にて

本体2,400円+税 購入はこちらから

目次

特集 創刊40周年記念 昭和を彩る作庭家・造園家の群像

龍居竹之介氏/龍居庭園研究所×重森千靑氏/重森庭園設計研究室
特別対談 庭園界で活躍した人物を振り返る 昭和という時代の造園家

庭園専門誌の歴史を紐解く 『庭』誌40余年、見返りの景
『庭』前編集長インタビュー 豊藏 均氏

現代庭園の礎を築いた昭和を彩る作庭家・造園家の群像

近代庭園の潮流と昭和の庭園作家の系譜

COLUMN
□時代をリードした造園展「庭のデザイナー6人展」
□大学で造園界の礎を築いた庭園界のプロフェッサー・アーキテクト
□年表・人物相関図
□昭和の庭匠12人の名言を再録 作庭語録

[連載] NIWA INTERVIEW
穴太積みを日本の各地の若者に伝えたい 第14代石匠/粟田建設取締役会長 粟田純司氏

美×技 
水精苑 田中邸庭園 桜裕会田中産婦人科医院 付帯庭園 造園設計・施工=河西庭苑

作庭に役立つ素材と技術
庭にリズムを生み出す階段のデザイン

庭師のための READYMADE TOOLS
かにクレーン 前田製作所

現場で役立つ 職人の知恵と技術
石積編③仙台周辺の石積 (3)鳴子石・伊達冠石・白地石

内と外とをつなぐ「間」の設計作法
1章―住吉山手の家 文=竹原義二/建築家

庭木専門家に聞く植栽講座
ティーツリー 専門家=小川 聡/古屋植木・フルヤプランツ

NIWA COLUMN
□みどりの力(第9回) 「上田紡」養蚕復活を里山の歴史景観で支える
□時代の気分(VOL.9) 自分事にさせる、リアルな生活シーンからのアプローチ
□庭を巡るArt/Culture 越後妻有を走る1000人のサイクリスト 大地の芸術祭:風景とアートと地域活性化

NIWA REPORT
□日本の造園緑化技術の世界進出の可能性 「シンガポールガーデンフェスティバル2016」開催
□「緑」を震災復興の力に

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