庭と建築物と(住宅)との良好な関係に必要なことは「調和」だ。時代性、デザインなどを踏まえた。庭と住宅の調和を考えることはもちろん、生き物であり、変化し続ける植物をどのように扱い、バランスを保っていくのかという点も重要である。理想の住まいとして調和を生むために、庭から住まいへどのようにアプローチできるのだろうか。各実例の取り組みをミニコラムで解説しながら、これからの理想の住まいづくり、庭と住宅の在り方について考えていく。
品切れ・重版未定目次
特集 庭から住まいへの提案 住まいの庭
どの部屋からもみどりが見える全方位型の庭づくり
奈良の庭
造園=荒木造園設計
建築との接点を探り植栽で山と海のシーンンをつなぐ
onomichi[n]
造園=LANDSCAPE NIWATAN
新たに日本的要素を加えつつ既存の要素を“引く”ことで調和を生む
Subtracted Garden
造園=N-tree
シンプルな構成にアガベをシンボル的に配する試み
宝塚の庭
造園=GREEN SPACE
「しがらみ」で高原のような環境と眺望を得た棚田の庭
桜ヶ丘の庭
造園=藤倉造園設計事務所
荻野寿也(荻野寿也景観設計)×高田宏臣(高田造園設計事務所)
名作住宅の庭
東山魁夷邸と吉村順三の庭
建築家・吉村順三の庭園設計作法/南台の家、松風荘、ほか
連載
名庭園のある景色 第2回
文化財庭園としての魅力を次へつなぐために
ウェスティン都ホテル京都
葵殿庭園・佳水園庭園(京都・東山区)
Niwa Interview 06
時代に合った提案を続けた結果が伝統となる。
三代秀石・堀口切子代表取締役 堀口徹 氏
作庭に役立つ素材と技術06
前庭となる 駐車場
庭師を支える匠の技06[特別編] 竹中大工道具館のススメ
植栽産地探訪記(第2回)
川口・安行(埼玉)
風と水の流れに学ぶ庭づくり(第2回)
空気と水の通る大地の再生施工
現場で役立つ 職人の知恵と技術(第6回)
「竹垣編⑥木舞垣・小舞垣」
NIWA COLUMN
NIWA REPORT
NIWA NEWS
NIWA BOOK
NIWA CALENDAR
作庭倶楽部
NIWA info
ほか
編集:neuf(澤田忍)
判型:A4変 判
頁数:120
定価:本体2,400円+税
発行年月:2015/02
雑誌コード:06953-02