地球環境をテーマに掲げて活動する 建築ユニットSUEP.展

TOTOギャラリー・間で建築家ユニット、末光弘和+末光陽子 /SUEP.(スープ)の展覧会「Harvest in Architecture 自然を受け入れるかたち」が開催された。彼らは、地球環境をテーマに掲げ、風や熱などのシミュレーション技術を用いて、建築を媒介として、資源の循環システムを構築する。展覧会では、自然の恵みを受け入れる喜び、そこから得られるエネルギーに着目し、彼らが行ってきたリサーチや検証がどのような形で建築の循環システムに結実してきたかが明かされる。模型は建物が地面にどうつながっているかを表現するため、断面模型を展示。中庭にはパビリオン「シェーディングドーム」が設計された。TOTOの衛生陶器の廃材を一部使用したドームは日射を遮り、雨水を集め、植栽の潅水へと循環する。自然と建築が共生する時代の環境建築に挑戦している。

 

「末光弘和+末光陽子 / SUEP.展

Harvest in Architecture 自然を受け入れるかたち」

会期=2022年6月8日〜9月11日

会場=TOTOギャラリー・間 *2022年11月15日〜3月5日  TOTOミュージアム(北九州)に巡回。

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