工房探訪:近藤石工道具製作所(愛知・岡崎市)

これまで細々とSNSで発信をしてきましたが、改めて取材ブログを『庭NIWA』HP内に立ち上げることにしました。

第一弾は『庭NIWA』244号掲載の近藤石工道具製作所さんです。新緑が眩しい4月中旬、愛知県岡崎市の近藤石工道具製作所さんへ伺いました。石材の一大生産地の岡崎の石を知るために、まずは岡崎城へ。

 

龍城堀の石垣(左)と清海堀の土塁と石垣(右)

徳川家康生誕の地でもあるこのお城には、家康ゆかりのさまざまなものが残されたり展示されたりしていますが、それらはほとんどパスして、石垣などをひたすら見学。十分堪能した後、近藤石材製作所さんへ伺いました。

外観をうっかり撮影し忘れてしまいましたが、「製作所」という名に相応しい雰囲気漂う外観。カメラマンでライターの浦田浩志さんは既に近藤石工道具製作所の近藤さんとお知り合いでしたから、ご挨拶の後、雑談から自然と取材モードへ……

当代の近藤芳行さんだけでなく、奥様、お母様までインタビューにご対応いただき、先代のお話を含めて広く、深くお話を伺うことができました。名工として知られていた先代の後を継いで「近藤石工道具製作所=ヤマヨ」の看板を守るということだけでも大変なことですが、近藤さんは職人らしい探究心から「美しい道具」づくりにこだわっていらっしゃいます。

近藤さんは先代から受け継いだ仕事のさらに高みを目指すだけでなく、同業者の廃業が続く中、道具を必要としている人たちにきちんと届ける責任を強く感じていらっしゃいました。真っ直ぐものづくりに向き合う姿勢は、若者のものづくり離れが言われて久しい中、次世代のお子さんたちに響いているそうです。

取材中、火起こしの様子を撮影させていただいていると「入ってみますか?」とお声がけいただいたので、火床近くに入らせていただきました。ほんの2、3分程度、火床の前に立ち、真似事をしただけでしたが、コークスから立ち上がる炎は刺すように熱く、仕事の大変さを実感しました。しかし、鋼を操る鍛治の魅力を感じたのもまた事実です。容易くないからこそ放つ輝きと重みがそこにはありました。

今回は庭仕事にも頻出する「鉄平トンカチ」を取材させていただきました。詳しくは庭NIWA』244号、連載「庭道具考」をご覧ください。

 

 

 

 

 

 

 

◯近藤石工道具製作所では、職人、職人見習いを募集中。

(文=澤田 忍)

 

 

 

 

 

 

 

 

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