空間デザインに求められる 多様なグリーンの在り方『GREEN is』植物と共にある空間デザイン

商業・サービス分野における空間デザインに、自然や植物が積極的に取り入れられるという最近の“流れ”に着目し、月刊『商店建築』が臨時増刊号として発行した『GREEN is』。

全体は5つのチャプターに分かれており、1.ショ ップ&ギャラリー、2.レストラン&カフェ、3.オ ープンスペース、4.オフィス、5.ホテルとなっている。合計20件以上の掲載物件におけるグリーン・デザインの事例は、屋外の庭空間や外装壁面緑化、屋上庭園などはもちろんのこと、紹介物件の多くを占めるのがインドア・グリーンによる空間デザインであることが特徴的だ。また屋外の植栽を、屋内空間とできる限りシームレスに繋げることで、インドアでもグリーンを感じさせる多様な工夫が、家具や什器の詳細が分かる図面集などで確認できる。

巻頭対談は建築家と造園家によるもので、本誌にも登場する造園家の荻野寿也氏が、「ルイ・ヴィトン京都大丸」をはじめ多くのプロジェクトを手がける建築家の永山祐子氏と、手がけてきた物件における協業の実際を語るなど、読み応えある増刊号となっている。

なお、本誌は好評につき重版が決定しており、7月上旬より販売再開とのこと。
【庭NIWA 236号掲載】

GREEN is 植物と共にある空間デザイン 
発行/商店建築社
3,300円(税別)

この記事が気に入ったら
フォローしよう

最新情報をお届けします

Twitterでフォローしよう

おすすめの記事