1級「実地」合格率は39.6%/2019年度造園施工管理技士試験

全国建設研修センターは3月4日、2019年(令和元年)度の1級造園施工管理技術検定「実地」試験と2級造園施工管理技術検定「学科」「実地」試験の結果を発表した。
1級「実地」試験は全国10地区10会場で12月1日に実施。1,880人が受験して、744人が合格、合格率は39.6%だった。前年度比では、受験者数が371人減、合格者数は64人増、合格率は3.7ポイントアップした。
合格者の主な属性を見ると、年齢別では30歳~34歳が最も多く19.0%。次いで40歳~44歳の18.7%、35歳~39歳と45歳~49歳がそれぞれ17.1%を占めた。
勤務先別では知事許可の造園業が最も多く43.5%。次いで大臣許可の造園業14.9%、知事許可の造園業以外(その他)14.5%の順。男女別では男性が82.1%を占めた。
2級合格率は学科50.9%、実地37.6%
2級の試験は11月17日に全国13地区13会場で実施。「学科」の受験者が2,448人、合格者は1,247人、合格率は50.9%。前年度比では、受験者数が230人減、合格者数が432人減、合格率は11.8ポイントダウンした。
「実地」試験は、受験者が2,829人、合格者は1,063人、合格率は37.6%。前年度比は受験者数が629人減、合格者数が250人減、合格率は0.4ポイントダウンし、学科と実地の両試験で、いずれも前年度を下回った。
また、学科、実地の両試験受験者のうち、学科のみの合格者は811人で、次年度の学科試験が免除される。
実地試験合格者の主な属性を見ると、年齢別では25歳~29歳が最も多く17.6%を占めた。次いで40歳~44歳の15.1%、35歳~39歳の14.9%、30歳~34歳の14.5%の順。
勤務先別では知事許可の造園業が最も多く51.1%。実務経験年数別では5年以下が最も多く38.9%。男女別では男性が80.2%を占めた。

なお、現行の試験制度は2020年度が最後となる。改正建設業法の「技術検定制度の見直し」により、21年度の試験は新しい技術検定制度で実施される。新制度では、現行の「学科」と「実施」ではなく、「1次」と「2次」に試験を再編する。1次の合格者には監理技術者を補佐する「技士補」、2次の合格者に「技士」の資格が付与される。

2019年度の1級造園施工管理技術検定「実地」試験と2級造園施工管理技術検定「学科」「実地」試験の結果は、全国建設研修センターのHPに公開されている。
http://www.jctc.jp/

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