2021年1月から植物6種目の9現象へと大幅減少/生物季節観測/気象庁

気象庁は現在、植物34種目、動物23種目を対象に開花や初鳴きなどを観測している生物季節観測を大幅に変更し、2021年1月から次の植物6種目9現象を対象とした観測に変更すると発表した。
●あじさいの開花
●いちょうの黄葉・落葉
●うめの開花
●かえでの紅葉・落葉
●さくらの開花・満開
●すすきの開花
生物季節観測は、季節の遅れ進み、気候の違い・変化を的確に捉えることを目的とて、1953 年(昭和28年)から全国で統一した観測方法で開始した。しかし、近年は気象台・測候所周辺の生物の生態環境が変化してきたため、植物季節観測においては適切な場所に標本木を確保することが難しくなってきたこと、動物季節観測においては対象を見つけることが困難となってきたことにより、上記の植物6種目9現象以外は廃止することにした。
なお、地方公共団体などにおける観測で活用するために、廃止する種目・現象を含む観測方法を定めた指針を気象庁ホームページで公開する予定。

生物季節観測の種目・現象の変更については以下の気象庁「おしらせ」を参照。
http://www.jma.go.jp/jma/press/2011/10a/20201110oshirase.pdf
生物季節観測は以下を参照。
https://www.data.jma.go.jp/sakura/data/index.html

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